ほらそれより後悔しない強さを持て

@Regret nothing〜Tighten Up〜

最近オーズが面白くなってきてもだもだして仕方ないのでwTwitterからのまとめとか考察とか。
どっから行こうかなぁと悩んだんだけど、個人的に言及したいとこからってことで大分前だけど20話から…にしたら長くなりそうだったので、とりあえず26話までで日付詐称で一旦上げますwま、自分のテンション的な分岐点が27話だったっていうのもあるのでねー。


第20話「囮と資格と炎のコンボ」 小林/石田


私個人のテンション的には27話が分岐点だけど、お話を見る上では今考えるとここがターニングポイントだったのかなぁと思うかなぁー。見てる当時は「なんで未だに映司とアンクの関係性の話してるんだろう」って思ったんだけどwこれの前と後で明らかに距離感が違うもんな。
あと私もともと石田監督は好きで、まぁ脚本にないギャグとかやりだすのは置いといてw遊んでない巨匠はまさに巨匠ですよねって話というか…なんか細かいとこだけど、ダブルの照井さん登場時で照井さんの背中を見る亜樹子ってのがあってさ、その時の彼女の表情といい、カットの入れ方といいすっごい印象的だったんだけど。まぁ結果論だとは思うんだけど、結局アレがてりやきのキッカケというかそれだけのインパクトを亜樹子に残したってのが後々くっつくための布石ではあったんだよね。…繰り返しますが、結果論だとは思いますけどね!
割とこの回でもさりげない部分の拾い方がとても気になっていて、まず比奈ちゃんをかばったアンクね。あれはほんとに反射的っぽいのがアンクに染みついたものの変化って感じで印象的。…まぁ、もしかしたらあの時点だと比奈ちゃんを守る=コアを守るだったのかもしれないけど、理由はそうだとしても行為としてそうなってる以上それは事実としてはそういうことだもんな…あー指示語ばっかだけどなんとなく伝われ!wんであともういっこはタジャドルを見上げるアンクの複雑そうな目線ねー。でもこれ三浦くんによると監督はなにも言わなかったみたいで、三浦くんなりのこの先の展開への解釈の余地を残したお芝居で、ああなったっぽいけど。まぁでも、あのタジャドルとのテンションの落差はすごくカッコ良かった…タジャドルの戦闘にしろメダルの投げ渡しにしろ、石田監督が撮る時は空がキレイだなー。あのキレイな空をバックにするからこそ、散った羽根も映えてた。


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第21話「バッタと親子と正義の味方」 毛利/田崎

(毛利亘宏氏について)

第22話「チョコと信念と正義の力」

毛利氏…というか少年社中は2年前に「ロミオとジュリエット」を見たらなんかハマったというか、すごく好きになってほとんど唯一恒常的に情報をチェックしてる小劇団なので、毛利さん参戦って聞いた時はほんとーに、心底びっくりした…ちなみに靖子さんが声を掛けるキッカケになったらしい「ネバーランド」も見てます。*1
で、まぁロミジュリにしてもネバランにしても、あの人たちの考え方の基本としてものすごく希望にあふれたものの見方をしてると思うんだよね。だってさ、ロミジュリにさえ希望を見出そうとするんだぜ!ロミオもジュリエットも死ななかったんだもん!いやまぁ近い未来に死ぬんだろう、この結末の行く先は絶望だ…って描き方ではあるんだけど、実際舞台上で最後ロミオもジュリエットも死んではなかったくらいだからね。大体原作だと死に際に互いに逢えないところを逢えてる時点で、奇跡とか希望とかをあまりにまっすぐに見出す人たち、残したがる人たちだなぁと思うんだよ。
この話だとその辺の希望への渇望を、一番の理想家、つまり一番“未来”のことを真面目に考えてる後藤さんを通して体現したのかなぁという感じだったのかな。しかも扱ってた欲望としては随分と大上段に構えたように見せて、その希望を、子供を守るっていう目の前のことを通して獲得させていたのがなんとなく靖子っぽくかつ毛利さんらしくもあってとても良かった。後藤さんがそこに至るまでの過程も映司と伊達さんとそれぞれの考え方を受け取った結果…っていうのもなんか各ピースがうまくハマった感じがして気持ちよかったしね。あと神林さんと映司の対話とかも、映司の考え方の再確認としてわかりやすかった。ただまぁ、vsウヴァとか今見ると映司とアンクの仲の悪さってそういうことじゃないだろって気もするんだけど。
あとちょっと見返してみたらバースの動きが今とちょっと違う?違うというかシンクロ率的にそこまで上がってない感じかなぁ。しかし田崎さんのバトルシーンの画面割りはやっぱかっけぇ。ダントツにかっけぇ。


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第23話「キレイと卵と眠る欲望」 小林/諸田

第24話「思い出と恋と海のコンボ」


24話は放送当日にゾロを見て夢中になってたのでなにも呟いてなかったw
諸田さん爆発の回wそうだこの人本来こういうバカ演出も得意な方でしたよね!!諸田さんのギャグフィールドマジックにかかれば狡猾なカザリも待ってあげちゃう!まぁ実はこれ演出の爆走ぶりの一部と伊達さんの医者設定を前の日かなんかにヒロビ読んでネタバレかまされて憤慨してた記憶があるんだけどwヒロビこわいタイミング読めなくてこわい…。
脚本家は違えど前回の後藤さんの成長踏まえて、バース組ががっちり完成してってる感じが関係性として安定していて良いですね。っていうか伊達さんカッコよすぎwほんとになー話を回すにしても誰かを引き立たせるにしてもほんっと便利なキャラだなー伊達さん。いやそれ以前に伊達さん自身がものすごくカッコいいんだけどもさwあと映司くんが暴走してたにしろ、映司くんアンク比奈ちゃんの3人の絡みも何気にちゃんとあったね。「映司くんああいう人がタイプなんですか?」って比奈ちゃんも言ってたしなw
あとこれ2ちゃんで見たのかTwitterで見たのか忘れたけど、タカの目で探してトラクローで奪ってバッタの足で逃げる、メダルを奪うのに特化したフォームだからタトバがコンボなんじゃね?って誰かが言ってた。…後々出てくる王の話から考えると、確かに王様の目的に一番合ってるフォームだから亜種なのにコンボなんだって言われると納得。


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第25話「ボクサーと左手と鳥ヤミー」 小林/柴崎

第26話「アンクとリングと全部のせ」


世の中的には25話と26話の間で、あまりに大きな断絶が出来てしまった、けども。
私はドラマも肉弾アクションも特撮もアイテムも役者もまぁどれもそれなり興味は持って見てると思うんだけど、見てて一番「燃える」瞬間は「変身」がカッコいい瞬間なんだよね。まぁそのカッコよさもそこに至るまでのドラマ展開の盛り上がりだったり、単純に画面としてのカッコよさだったり役者の表情だったり色々あるけどさ。オーズはもともとアンクから映司へメダルを渡すって行為が入る時点でそこの撮り方でいっくらでもカッコよくなるし、映司くんの動作としてもメダル入れてスキャンしてーだから、昭和的なアクションをつけた変身とはちょっと違うけども、変身自体には手数はそれなりにかけてるのでまず動きとして面白くなる要素はたくさんあるんだよね。そこは最初からずっと好みだった。で、その中でも柴崎さんは変身の瞬間の切り取り方がほんとにセンス良いと思うのでもうそれだけで超楽しいwただ上でも言ってるけど全般的にテンポが早い…っていうかカットが細かいことが多くて、少し長く回すとメリハリというより冗長になってる感じもあるので、そこらへんもうちょっと上手くなってくれるとすっげぇ良いんだけどなぁという感じですかねー。
この話…というか後編に関してはドラマ的にも映司くんとアンクが合流するまでの盛り上がりは結構あるんだよなー。多分このときの私は映司くんとアンクの距離感をどこまで萌えに変換していけばいいのか若干戸惑っていたのだと思うw20話からこのへんまで、距離感の変化があまりにじわじわしてて、でもじわじわしてるくせにきちんと歩み寄ってはいて、いろいろ処理と理解がおっついてなかったw
ってことでこれもちょっと見返してみたけど、比奈ちゃんが映司くんのことを本格的に心配する…っていうかまぁ、わりと正統派ヒロイン的役回りに入ってきたのってこの回が結構大きかったんだな。あとまぁ20話なんかもそうかもだけど。大体20、24って比奈ちゃんが目撃してるのがコンボ戦闘ばっかりだってのもあるのかな。そこまで計算してやってるのかはわかんないけど。…ただそうやって段々比奈ちゃんが本腰を入れて(?)映司くんのことを心配し出したことで、自分に向けられてるそういう“情”のある目線にあまりに無関心な映司くんの異常さというか、伊達さん的に言うと「危なっかしい」感じが際立って来てる気もする。恋愛に疎いのもそういうことかねぇ、自分に向けられる“情”に疎い、みたいな。
コンボの相性の問題はこの辺まではあんまり出てなかったけど、最近は結構言及してるね。…アレって一応、赤が炎、黄色が風、緑が雷、青が水、黒が土(重力)ってことでいいのかな。黄色と黒がわかりづらいんだけど。紫はなんだろね!(わくわく)
しっかしまー、この時の「左手」ってとんだミスリードタイトルだったなちくしょう!w

(近日中に続く!)