ゴーオン&キバ(+おまけ)

見てきたよ!
本当は次のバイト休みにでも行こうかと思ったんですがよくよく自分のスケジュール見たら次の休みってお盆と土日だったのでこれ絶対劇場混むよ!って思ったので急遽バルト9へダッシュ。…なのに結局めっちゃ混んでて最後の一席でした。お蔭でちょっとねぇ、見づらいところだったのでもしかしたらもう一回行くかも。バルトの1200円だったらもう一度払ってもいいかなってくらいには満足できる内容だったと思うし。
つか混んでたのって親子連れが多いからってのもあるよね。子供が見たいって言っても同伴者いるとそれだけで混雑度は2倍だし。戦隊とライダーなんだからターゲット層考えりゃ当たり前なんだけど、クラ刑事のときは大人の方が多かったから失念してた。まぁ今回も特ヲタっぽい人も、お姉さん二人組も結構いましたけどね。って一人でノーメイクで行った怪しいお姉さんがエラそうになにをって感じですねサーセンww

以下ごちゃごちゃと感想。当然ネタバレ。悪いけど無駄に長い。



ゴーオンはガイアークの皆様の出番が少なくて残念でしたがコレはスピンオフ見ろってことなのかしら…東映さんのことなのでそのうちどっかに収録されんじゃねー?とか思っているのですが。まぁいいや。
やっぱり時間が短いだけあって結構な超展開というか、常にマッハ全開!だったような気がしますが、全体的に各キャラが現在の本編と齟齬がなかったおかげもあり「あぁ走輔ってこんなんだよねー」で全部納得できる感じではあったかな。でも早輝ちゃんってアニのこと「大翔さん」って呼んでたっけー…まぁ本編じゃまだ大して絡んでないしなぁ。あと軍平が「俺に命令するな!」て美羽ちゃんに言ってたのがちょっと面白かったwなんかちょうどこないだの放送でアニと兄弟扱いされてたし、美羽ちゃんとこれからどういう風に接するのかちょっと楽しみだわ。しかしあのバトルの組み分けちょっと謎だよね。なんとなく雰囲気的には黄緑銀の年下組と青黒金の年上組の方がしっくりきそうだけどそれこそまるっきり前回の放送と被っちゃうのか。
ゲスト陣はソニンが良かったです!見た目はあんまし怖くはないけど低い声の使い方がすごくうまくて女帝っぽさはかなり出ていたかと。炎衆はさすが慣れてる人達だなぁと。555とデカピンクだっけ?見てないからアレだけど。短時間の中である程度の説得力を持たせてくれていたと思います。つか半田さんかっけぇ。すっげーかっけぇ。あと何気に時代劇常連の方…えっと名前知らないけど、なんか超ベテランの方とかいてびっくりした。さすが東映
内容的には体(キャスト)と心(ソウル)が分離している設定のゴーオンだからこそ出来る話で良かったと思います。重要なのは強い体じゃなくて正義の心、ってありきたりでともすればチープになりがちだけど、実際炎神たちの体と心がふたつ揃ってはじめて、ゴーオンは戦えるわけで、さらに言うなら強さの理由は相棒を信じる心だって本編でも幾度となく強調されている部分だしね。むしろ炎衆たちを炎神に設定したことで本編よりそのあたりがわかりやすく対比出来てたんじゃないかな。相棒のいる者といない者みたいな感じで。あとウィングスが魔姫側についてたのも一瞬ドキっとするけど、本編での役割分担がきっちりしているだけに安心できる感じはある。合流するところでちょっと上目線でキャスト渡すのもすごく“らしい”し、そこから7人名乗りに行くまでの流れも素晴らしい!残念なところがあるとすれば魔姫が「この姿になるのは何千年ぶりか…」とか基礎設定がよくわからんのでちょっと??だったこととかですかね。しかもソニンの女帝っぷりに対して魔物の姿がいまひとつだったからなぁ。あの青鬼と黄鬼(名前忘れた)はそこそこデザイン良かっただけに残念。

しかしEDはすごかったな。アニが目に入る度吹き出しそうになって大変だったwwww



キバはさ、本編もそうなんだけど、色々といい要素はあるのにその並べ方が下手ですんごいもったいないの。なんかさぁ、いちいち唐突で「は?」っていうのが先にきちゃうんだよね。例えばアームズモンスター3人衆が出てくるとことかさ、アレの前にほんのワンカット、次狼さんが「仕方ない、手を貸すか」って言ってトランプを置くようなの入れるだけで大分違うと思うのだけれども。普通にフォームチェンジせぇよってとこでいきなり3人出てくるからなぁ。初見から「ディレクターズカット待つしかないか」って気分にさせられるってちょっとどうなの。
良いシーンはたくさんありましたけどね。暴走した飛翔態の渡を音也が止めるとことかも超ベタだけどあぁいう親子関係だからこそたまらないと思った。だってあのふたりさ、音也が22年前からタイムスリップしてるって意味でも、実際の渡の経験って意味でも精神的な親子の繋がりって全然ないわけじゃん。彼らが親子であることってもう本当に“血”でしかないのだけれども、でも逃れようのないその“血”によって確実に繋がっているっていうのがね、キバのすごくいいところで、切ないところじゃないかなぁと思うの。わずかではあったけど音也の血を浴びて揺らぐところもそこらへんの象徴なんかな。うんごめん何言ってるかわからなくなってきたwwでも続けるwwなんか私本編でもね、例えば渡と深央の初デートのときに渡がサラっと「よく似合ってますよ。かわいいです」みたいなこと言ったときにうーわもうこいつ本当に音也の息子だわーって思ってすごく嬉しくなったりとかしてたんだよね。多分渡って根本的に孤独というか、人の温もりとか繋がり的なものを全然知らない子だと思うのですよ。本編見てる限りはどう転んでも人間とファンガイアのハーフって望まれない、許されない存在としか思えないし、初めての友達って言ってた大牙くんとやらもアレなフラグ立ちまくりだし、師匠の大村さんもあんな結果になるし、初恋の相手もクイーンだし。希望と言えば静香や恵がかまってくれることと、健吾が比較的対等にいるところだとは思うのだけれども、でも基本的に3人とも渡が自分で求めた関係じゃないっつーかさ。そんな中であの子がずっと求め続けていた目標であり憧れである音也との関係が、すんごく特殊ながらもちゃんと繋げることが出来たっていうのが嬉しかった。なんだろ、公式関係の説明を見る限りキバとしての渡の力ってほぼ全面的に母親の力なんだろうし、“宿命の鎖”っていうのもそのキバの力を継ぐ者としての宿命なんだよ、たぶん。それはわかってるしキバが仮面ライダーである以上重要なことはすべてそこに関わることなんだっていうのもわかってる。でもね、だからこそ私はあの子に普通に人間としての幸せを味わって欲しいんだと思う。だって渡は音也が身勝手な奴だったことも、でもそれが音也なりの矜持に基づいた「自由」な生き方だっていうのをちゃんと理解してるじゃない。だけど、渡自身はハーフでキバっていう宿命を背負ってしまった時点で音也と同じ生き方ができないことは明白で。もちろん渡もそれはわかっているし、だからこそ自分なりの生き方を、ってことなんだろうけど、でもそれだってどうしたって茨の道だもの。ならばせめてキバじゃない、もう半分の血を担う音也との繋がりで救われて欲しいっていうか。ね。今回の話がどこまで本編とリンクしてるのかいまひとつ曖昧なところだけど、“時を越え(て)たった一度”*1の出会いがこの後の渡にとって救いであればいいなと思うんだ。…まぁ、ラスボス音也説とかもあるけどさ、あの無邪気な「父さんでしょ?」が裏切られてしまうのはあまりに哀しいじゃない。ね?
えーとなんか劇場版っていうかキバに対する私の思い入れみたいな話になってるなwあと好きだったのはやっぱり麻生親子のシーンとかも良かったよね!「35kg!?」とか。つか全体に現代のゆりが超可愛くて参った。最後のとことか普通に可愛いお嬢さんって感じで一瞬誰だかわかんなかったもん。もちろんWイクサもすっごくよかった。っつーか、私が「見る!」って決めた最大の理由ってその件を耳にしたからなんだけど。だってさーせっかく戦うヒロインなのになかなか本編で変身してくれなくって超フラストレーションたまってたんだもーん。背中合わせでフィニッシュとか超テンション上がった。んでそのあとちゃんと名護さんと音也に返すところも筋通ってるしね。つかそこの「任せなさい」と「任せておけ」の対比も現在進行形の本編考えるといろいろと面白かったwwそこらへんの普段じゃありえない競演も含めて全体にお祭りってことなんだろうなぁたぶん。まぁそれにしたってもうちょっと説明しろよって思わないこともないけどー…うーん。あんまり文句は書きたくないんだけどね、バトルも多くて久々にブロン使ったりフエッスルなしのフォームチェンジしてみたり、イクサも4人装着して色々やったりとか楽しかっただけにその間にあるドラマパートの緊張感の無さったらもう…学校が襲われてるところから恵さんとの会話とか、あとレイキバットが呼びにくるところもなんでそうほのぼのしてんのとか。いや音也のあの余裕はしゃーないとしてもねぇ…こう色々、違うだろーと。合間合間のエピソードはハショられてたりスピンオフに入ってるのかも知れないけど…ねぇ。あと机親子のエピソードはちょっと蛇足気味かなぁと。だって紅親子も麻生親子もきちんと描ききれてないのにさ。あの曲は好きだったけどね。
あとはなんだ、電王陣はなんつーかもうとにかく 鈴 村 自 重 。えーと私電王好きになってからこの台詞何回呟いたかなwwwつーかさ、遊佐氏*2はメガネしてて顔わかりづらいからともかくだ、いくら実年齢よりは若く見えるからってあれで高校生は無理あるぞ鈴村wでもなんか無駄に体張ってるのはおかしかったよw関さんとてらそまさんはさすが役者さんでした。つかてらそまさんみたいな先生欲しいマジで。りなちゃんの制服にはきちんと萌えました。あとね、上野くん!出るって知らなかったからちょっとびっくりしたっていうかよく見つけた自分!いやまぁ比較的顔はちゃんと出てるんだけどね。たぶんワンシーンのみだし。彼もなかなか制服似合ってたと思うよ!あと最後のペンタで超なごんだ。私ペンタ大好きだもん。一緒にいたドラゴンはリュウタなのかしら?


えーとなんかいろいろ力尽きた感はあるのですが*3多分あと一回くらい見るのでキバの細かいことはまたそのうち。
とりあえず書き落としたところで言うと、レイは空気だったけど好評なBGMはやっぱりすごくよかった。ゲームのバトルBGMっぽいけど綺麗でした。それと渡がキババレしてること以上にキバットタツロットの仲良しぶりが気になった私は少数派ですかそうですか。いやだって「タッちゃん」って…ねぇ…



おまけは…私は某掲示板でゴーオンもキバも電王も本スレバレスレ全レス読んではないけどある程度常駐してるので多少なりとも事前に情報は入っていたのですが、改めて言わせろ。白 倉 自 重 。まぁそこらへんの情報のおかげである程度の覚悟は出来てたから私自身はそこまでイラっとしなかったけどさー、後味として直後にあんなパロディやるのはいくら公式サイドとはいえどうよ。つーかむしろ公式だからこそどうよ。あぁいうメタ的なギャグってやっぱりある程度時間置かないとダメな気がするんだけど…。
つかなんか終了後例の予告を受けて「やっぱ一番の名作って電王なのかなー」とか言ってる少年がいたので「名作と金ヅルは違うんだよ少年!」って言いたくなったZE!予告自体はアレだけじゃなんとも判断しようがないけど、私自身は健さんが出るならきっと足を運んでしまう気はしているけどね。うん。

*1:With you/With me

*2:てか今日お誕生日ですねおめでとうございます!えっと…40歳…ですか…?

*3:ここまで書くのに3時間くらいかかってるw