戯伝写楽

4/8 18:30〜

お誘いを頂いたので見てきましたよっと。青山の2階席とかWSS以来で超懐かしかった、感覚的にw
それとどうでもいいんだけど相葉さん舞台のチラシが入ってたのにびっくりした。入れたってチケットないだろうに…


以下ネタバレあり、あと毒アリなのでファンのひと怒らないでね☆


いやまぁ何って、終わって一番に喋った感想が大和悠河じゃなきゃもうちょっと感動出来たかもしれないよね、とw
なんですかね、まぁ元々歌がアレだってのは少し詳しい人から聞いてたので覚悟してたんだけど、そもそも芝居がなぁ…やっぱ、女じゃねーよなぁ、というか、役を演じる前に女を演じるのに必死な印象が強すぎて。そんで演じ方もまたむっかつくんだよ、あの作ってる声がほんとむかつくwなんだろうな、やりたいことはすごく分かりやすい、十郎兵衛とおせい、鉄蔵、歌麿…それぞれの対比としたいポイントは割とベタだと思うので、おせいの描くことに対する純真さとしてあのキャラなんだろうけど、なーんかな、それもスベってんだよな。純真なのは幼いと同義ではないと思うのだが。いや絵に対しては幼いくらいで良いのだけど、どうにもこうにも、それ以上に台詞に中身が感じられないのはどうなのかと。やることなすこと全部すっからかんで相当イライラしてたんだけどw…こういうとこ出る前にジャーズ相手にでも女の練習してからくればよかったんじゃね?と思ったけど調べたらカーテンズ出てらしたんですか…うぅむ。


お話としてはさっきも言ったけど結構ベタだったような気がする。難点としちゃ実際写楽が世間でどれくらいの評判だったのか、どんなブームを巻き起こしてたのかっていうのがイマイチ見えないので状況がいまひとつしっくりこないのと、歌麿や鉄蔵の絵を見せて欲しかったかな。そりゃもちろん義務教育時代の知識としちゃ知ってるけどさ、それぞれの世間での反応を出した上で浮雲の言葉じゃないのかなぁと思うわけで。というか鉄蔵さんはだって改心後しか知らんしさ…あの人の浅はかさ的な部分はほんとに葛山さんのお芝居によってフォローされてる印象。あぁあと十郎兵衛が能役者っていつ舞ってくれるのかと期待したwktk返してくださいwまぁでもあれもそんなに意味はないのかな、結局“面”…決して本性を剥き出さない十郎兵衛の性質を匂わすだけなんかな。いやでもさとしさんはカッコ良かったよ、劇中じゃ色々言われてたけどwほんと、色男ですよ、まったく。


あとキャスト的にはまず桑田さんの女装に全部持ってかれかけたけどー!www何がおきたwww
良かったのは小西くんな!なんだあれ!超いろっぺー!かっこいー!絵を出して欲しいとは思ったけど、それでも美しさの中にある冷たさは感じられましたよ!いや、美しいからこそ冷たいっつーのかな、あのプライドの高さなんかもーたまらん。あとソニンちゃんも良かった、あの背の小ささは花魁役には良いのかもなと思った。喋り方とか結構難しいと思うんだけど、前半のあの形式ばった喋り方にも品があったし、それがまた後半の情動に突き動かされてる部分を映えさせるよね。ほんと彼女はどんどん上手くなるなぁ。東山さんはちょっと私の持ってるあの人のイメージと役が結びつかず、誰?どれ?とか思ってたら与七さんだったんだな!いやいやさすがというべきか、台詞もかなり聞き取りやすかったし、身体全部で表現されてる快活さが気持ち良い。葛山さんは登場シーンでちょっといい人?と思わせておいてのあのろくでもなさがたまらん、でもそれも変にどろどろにはならないから、最後も収まるところに収まった感じがして上手いなぁと。それからひそかに注目してたのが海老ちゃんなんですが、ほんとあいつかわいいwメインどころの7人だか8人以外はいろんな役でいろんなとこにちょこまか出てくるから、思った以上に舞台上にいる時間長くてびっくり。そしてそれが全部かわいいwちょこっとあった台詞も思ったより良かったっつーか、声がいいよね、言い回しはちょっとカタい感じもしたけど。
しかしやはりと言うべきかさすがと言うべきか、山路さんの安心感パねぇ。宝塚BOYS*1の時も同じようなこと思ったけど、ベテランって大事よね!ほんと要所要所で歌も芝居も締めてくださるお蔭で舞台全体の安心力上がってたと思います!!!



そしてまぁ私もうすうす思ってたけど、特撮キャスト多いよなw→http://www.aera-net.jp/magazine/denjinn/100408_001579.html
つかWの方も放映日決まったようで…中島かずきって特撮書くんだ、と思って調べたら私がゲキレン(と、電王)はじめて見た回が中島脚本だったんだ、知らなかった。とりあえず楽しみにしてる!

*1:そういやこれも再演決まって嬉しいは嬉しいんだけど、花緑さんのいないBOYSとか…うぅむという感じである