終盤戦

あんまり書くと身バレしそうで心底恐ろしいのですが「エンドゲーム」読んでたらこれってもうちょい年齢設定低くしてうまく翻案できたら超びーえるだよなって思った。





まー本っ当にくだらない思いつきではあるのだけれどもよりによって教授が目を通すレビューシートの最後に「やおいっぽい」とか書き残してきちゃった(笑…っていいのかこれ)NHK教育で見たのはあんまり好きじゃなかったのだけれど、戯曲そのものを行きつ戻りつして読んでたら急に「これは切ない!!!」とずがーんときた。なにがどうとかまでは読み込みが足りないのでしっかりとした言及はできないけど…うーん例えばホントに最後のほうでハムがクロヴが子供だったころの思い出を話すところとか。まぁクロヴ結構今でも子供だと思うけどそれはおいといて。ふたりの共有してきた長い長い時間が一瞬だけ顔を出す瞬間。
登場人物の少なさとか、BGMの存在しなさそうな殺風景なト書きと間の連続とかがどこか私の大好きなラジオ内ドラマを連想させるのもあるかも。まあ何の番組かはそのうちそれについてつらつらと書く予定だから楽しみにしててよ(笑)でもなんか、あの終末的な世界観といい、なぜだかわからないけど離れられないクロヴと、彼に依存するしかないハムっていう関係とか。盲目でこの世に居場所なんかないという絶対的な孤独感を抱え続けて、クロヴとの接触でしか自分を確認できないハム。そんなハムにいくらひどい扱いを受けても触れ続けてあげるクロヴ。その間にふたりにしか共有されないどこまでも閉塞的な愛情を見る読み方は間違ってないと思ってる。果たしてそれがやおいかどうかはまぁやおい文化自体があまり大きい声で論じられるもんじゃないからアレだけど、でもなーこの唯一無二な感じってかなりやおい向きだと思うんだけどなー。
次の授業で突っ込まれそうだから回答用意しとかないと。