今であった過去、過去になった今

ついに一歩を踏み出した模様。

佐藤健 『400DAYS』

佐藤健 『400DAYS』

発売翌日に池袋のジュンク堂とリブロ行ったらなくて、家帰ってアマゾンで調べたら発送に時間かかるって出てた=確実に入荷する保障はない、だと解釈したので最終手段アニメイトさまです。
でもそこも少なくとも棚に出てたぶんは最後のひとつでした。つかアマゾンのブックランキングも1日〜2日にかけて5位とか6位なんですけど、えーとこれは普通の本屋に置いてないからアマゾンとかメイトに集中してるだけなのか、それとも書店側の見込みと需要が一致してないのかどっちなんだろうな。なんか最近いろいろあって「人気ってなんだろう」とずっと考えているのですが。まぁいいや。

…って、買って帰ってきたら握手会とか決まっているわけですがー。
んだよどうせ明日有楽町でバイトだから知ってたら銀座で買ったのにー…行けない日程じゃないんだよねどうしようかな。軽く調べてみたら写真集のときも同じ手口使ってるのか。えっとどこかで聞いたような気がするねー大して変わらないってことなのかなアミュも。ぐわー。


えーっと、私はヤプログ時代は一切見ていなくて、今のアメブロもそう毎日見てるわけではないのでそういう立場から見た戯言諸々。つか「ブログ本」ってもの自体、イノなきくらいしか持ってないし知らないけど。


レイアウトが普通とはちょっと違うということは聞いていたのですがまずサイズが想定外でしたwちっさ!厚っ!しかも無線綴じってちょっとこえーなこれ。まぁサイズは画像が写メサイズってことを考えたら目立った新撮とかないし下手に大きくするよりは正解かもね。ページデザインに関してはさすがW誌のワニブックス、きっちり私好みでした。まぁファッションの話をしてる写真に変なカットしたり、意味なく逆さにしたりちょっとどうよっていうのもあったけど。あと一部白黒だったり二色刷りだったりするのも勿体ないけど*1。ちょっとしたレイアウトのお手本としても使えそうな感じ。


中身自体はなかなかいい青春録だと思いますよ。17歳〜18歳男子の400日間なんてきらめく青春以外のなんだって言うんだ。結構夏とか秋に、高校時代を青春だったって振り返ってる文章があるけどさ、こうして記録した毎日もそのときに作った作品たちもまた別の青春であるはずだし、それをリアルタイムに追っていた人にとっても青春の欠片であるはずなんだよな。41日目に至って振り返っている彼の時間は間違いなく青春であるけど、それを記録すること自体がまたひとつの青春でこれはその記憶の断片。すべての記事・写真がリアルタイムってわけじゃないし彼も全部を記録しているわけではないだろうけど、ひとつひとつは少なくともその日に彼の頭にあった真実なんだと思うんだ。更新のための話題をひねりだすんじゃなくって、その日そのときに過ったものを書くこと。少なくとも彼はその点に関しては常に真摯であるように思える。んでそういう子の記録を私が手に取るに至った作品のテーマが“時間”と“記憶”であったっていうのが個人的には感慨深いところ。

っつーか7月くらいにデビュー1年とか書いてあってぶったまげたわけですが!いや芸歴浅いのは知ってたけどいま現在2年ちょっとかよ!っていう…すげーな。やっぱり賢いよなこの子。本当に。デビューして1年半くらいで自分の写真集の表紙について冷静に要望出せるとかすごすぎ。つかこないだルーキーズアップのときに「今後の自分のためになったのは間違いないけど、そんなこと関係なくルーキーズに出演できて本当によかったです。」っていう言葉が出てきた時点でこの子の冷静さというか、自分のいる位置を把握する能力の高さに舌を巻いたわけですが。この年代の子って結構自分の憧れに走って、ファンからしたら一目瞭然の自分の適性すらちゃんと把握出来てない子とかさ、多いじゃない。まぁ私はこの子の適性がどの辺にあるのかはようわかりませんが、少なくとも彼の掲載している自分撮り写真を見ている限りは、彼の彼自身の捉え方は決して間違った方向には行ってないと思う。*2つかその写真もバリエーション豊富で、忙しくない限りは同じような写真を連続で出さないから毎日見る側も飽きないようになってんだよね。狙ってやってるかは知らんけど。文章も苦手だって言ってるけどリズムがあって読みやすいし。誤植は多いけどww

あ、あとね、電王厨的には放送後の更新タイトルがちゃんとその話に沿ってるのがすごく嬉しい。しかもそれぞれがもう一つのサブタイトルってくらいに的確だからな。営業としても完璧☆


つーわけでいろいろと楽しそうな観察対象として完全にロックオンしてしまったかもしれないです。まぁ俳優として楽しむべきかアイドル的見方でいいのかわかんないんだけどさ。それはおいおい考えようか。少なくとも俳優としてはまだまだ伸びるところあるもんねー。キャリア考えれば上手いけど今のところ作品運がズバ抜けて良いっていうのが大きいだろうしなー。まぁその運の良さも観察するには面白い要素のひとつですけれど。


で、次は写真集?DVD?どっち先がいいのかな?

*1:ちゅーか電王最終回付近が三色刷りとかマジありえない意味が分からないんだけど

*2:むしろその写真を見ているこっちがどう捉えてるかってところまで含めて自分として捉えてるような気もする。