愛のむきだし

早稲田松竹

くだらなくて哀しくて馬鹿馬鹿しくて美しくて痛々しくてわけわかんねーけどおもしろかった!


細かいところをツッコミ出したらキリないしラストカットのカタルシスって前半終わった時点で期待される最たるものではあるっつーか、きっとなるよねそうなるよねという期待を延々裏切り続けて最後に到達するとかマジ台詞通り「遠回り」しすぎだと思うんだけど!思うんだけど!でも全然飽きなかった。4時間とか、は?と思ったけど飽きなかった。つーか休憩入る映画初体験でしたw


以下少々ネタバレ


トリエはほんとトリエとしか認識してなかったんだけど西島くんってすごいなぁ。ひかりちゃんがすごいのはわかってたっつーか何故か私の中であの子はできる芝居が出来る子だ、みたいな認識になってたんであぁやっぱすげーっつか身体張りすぎだわぁ…って感じだったし。ドアップでの暗誦なんかも素晴らしかったです、もうそれはそれは、誰が見てもすごいって言うでしょあれは!…みたいなさ。んでも西島くんの方は完全に未知数だったのでちょっとびっくりした。すごく自然。気味が悪いくらいに自然。そしてかわいい←これポイント←割とマジで、というかあの子のビジュアルとか声があるおかげで、ユウのヘンタイさ加減とか頭の弱さと共にその大元にあるようなまっすぐさとか強さに味がついてる気がする。…ユウは強いよ、あんなギリギリまで壊れずにいられたのはユウの強さでありヘンタイさでもあるよ、きっと。
あと安藤さんはもうほんと怪演って感じなんですがwもらってきたチラシにあった映画の紹介文には「不快感と爽快感が究極に入り混じりながら」ってあったんだけど、個人的に不快感は大部分は彼女のシーンが占めてました…リスカが特になぁ…あれはちょっと。あぁでも、死ぬ瞬間はものすごく美しくてよかった。びっくりした。あれはあれで、彼女にとっての“あっちの世界”に行った瞬間かなぁ。何も考えなくていい“あっち”…とはいえ、“あっち”と“こっち”にどれだけの差があるのかという話ではあるんですけど。エピローグではそこらへんあまりツッコまれなかったけど、合宿と矯正施設、本部6階と精神病棟にいったいどれだけの差があるんだろう、というのはちょっと思った。


そして細かいけど気になってしまったのは不良メンツにいた綾野剛くんとコイケのお相手落合扶樹くんだよ!いやまぁ落合くんってちょっと気になる同級生としてはものすごくわかるというか、細かくて扱い酷い癖にすごく気の効いたキャスティングではあると思いますけどw綾野くんはマジ一瞬すぎて見間違いかと思ったけどエンドロールで確認してびっくりしたよwあとモスキート(@ブラマン)の人とかw


あーなんか言いたいことはいろいろある気がするのにまとまらなくてキャストの話ばっかになっちゃうなぁ…金曜までやってるので行ける方は是非!てか私もお腹空いて「空気人形」見ないで出てきちゃったからもっかい行きたいんだけど…